山田屋商店さんと違って、仮受け台の下部がH鋼です。
その上に枕木を載せていきます。
それはナゼか? ジャッキアップする高さが違うのです。
山田屋商店さんは、曳家の戻り(帰り)に、新設の基礎立上りを大黒柱が越えられればよい高さであれば十分でした。
今回は位置は変えずに高く持ち上げておき、重機などを入れて、下で新設の基礎を造らねばなりません。
ある高さを越えてジャッキアップしようとすると、安定性を確保するためにH鋼を使います。
元請さんからすると、作業効率がいいようになるべく高くしたい。
曳家の石原組さんからすると、高く上げると安定性に問題が、そして資材を搬入・設置する手間が掛かります。
両者のせめぎあいで、ジャッキアップする高さを、あの大雪の日に決めました。