結局のところ、GL+1,800mmジャッキアップすることとしました。
普段はH鋼の仮受け台を入れない高さに抑えるのですが、建物の規模、嵩上げ後の基礎工事の施工性、施工業者の熟練度・要望などで、高さを決めています。
写真を見ていただければ一目瞭然ですが、ジャッキアップ後の建物下が随分とスッキリとしています。石原組さんでは、ジャッキアップするのに建物の中が枕木でいっぱいになることはありません。
必要かつ最小限の資材で、安全に素早くジャッキアップします。
決して特別なことではなく、これが曳家工事のスタンダードで当たり前な技術力なのです。