平格子・出格子、台格子・建具格子、太格子(酒屋格子・米屋格子)・細格子(京格子)・子持格子など様々な種類の格子を見かけました。
奈良格子=鹿格子=法蓮格子は、記述通りに丸太二つ割か面皮状の断面でした。
キーワード備忘録で唯一見かけることができなかったのが、木辻格子。
日本最古の遊郭とも言われている木辻町界隈にあった置屋建築に使われていた格子で、親が2寸5分角(太)、子が1寸角(細)などが交互に並んだ丁寧な組み方の意匠ということで期待していたのですが、見かけず・・・。
奈良町の中にある木辻町の近くには行ったのですが、元妓楼で唯一残っていた旅館「静観荘」が昨年取り壊されたとのことで、もうほとんど残されていないのかもしれません。
奈良町の多種多様な格子、とても貴重です。
奈良格子で、子持格子
台格子で、太格子(酒屋格子・米屋格子)
出格子で、細格子(京格子)
建具格子で、太格子
正調な、奈良格子=鹿格子=法蓮格子
格子の詳細
近づいて格子の下を見ると、丸太二つ割で貫に釘止め。