神の使い「神鹿」として大事にされてきた鹿さんたちが、出格子の下などに入り込まないように、土間に尖った石を埋めています。
これを「鹿よけ」といいます。
奈良町で鹿よけを見つけたのは、ここの元八木酒造(現奈良春日山酒造)と、旧青田家住宅(市指定)の2か所でした。
諸説ある「早起きは三文の得(徳)」の語源(奈良説)に関係します。
元 八木酒造(現 奈良春日山酒造)
出格子下の鹿よけ
注意して探さないと見落としがち。
東大寺からの帰りの春日大社 一之鳥居の前
神鹿として崇められたのは、奈良時代に春日大社創建の際に茨城県の鹿島神宮から神様が鹿に乗ってやって来たからで、春日大社一之鳥居の前で出会えたことは縁起がよく、嬉しいかぎりでした。